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大阪カフエーパウリスタ展無事終了

大阪府立中之島図書館でカフエーパウリスタを紹介する展示会「大阪カフエーパウリスタ展」は10月20日に終了し、稼働日数11日で延べ 1,539名の方にご来場いただきました。

 

甲陽園で開催した「1日だけのカフエーパウリスタ」に比べると随分閑散とした会場ではありましたが、新聞を見て来たという方や昔甲陽園に住んでいたという方が熱心に観覧され、関西ではあまり知られていないカフエーパウリスタの周知になったと思います。

 

来場者の中には、卒論で「カフエーパウリスタ」について書きたいという学生さん達がいて、もっと話を聞きたいということで後日弊社事務所に来られました。関西大学3回生の女性4人のグループで各自いろいろな視点から「カフエーパウリスタ」を取り上げたいということだったので、何かのヒントになればと私の調べたことを夢中で話しました。気がつくと3時間過ぎてました。(汗)最近はカフェブームということなので、若い学生さんがどんな卒論を書かれるのか楽しみです。

 

また、卒論ではないのだけれど12月に関西のカフェについて研究発表があるという関西学院大学の学生さん来られたので、この学生さんにも会場でカフエーパウリスタの歴史をお話しました。こうして若い学生さんが100年前のカフェに興味を持ってくださるなんて嬉しい限りです。

 

ただ、ネット世代の学生さんたちに接してわかったのは、原典資料を見る習慣が薄れているということです。ネットの記事は聞き伝えや孫引きで書かれている場合が多いので間違いも多いです。あの国立国会図書館のHPで開催されていた電子展覧会「ブラジル移民の100年のコラム」でも間違いを2ヶ所発見し、メールで岩崎さんという担当者とやり取りし、該当部分を訂正してもらったことがありました。やはり原典資料は見ないといけないなー、と思いました。

 

そんなこんなであっという間に中之島図書館での2週間パウリスタ普及活動は終了となりました。

 

催事名 大阪カフエーパウリスタ展

日 時 2016年10月7日(金)〜20日(木)

会 場 大阪府立中之島図書館

 

2016年10月17日 神戸新聞