活動紹介

 ジオメディアプロダクションは、2014年に20周年を迎えました。

制作実績 参照)

 また、建築好きが高じて建築ドキュメンタリーというマニア向けの映像も制作しています。

関西の歴史建築ドキュメンタリー 参照)

このWebページでは、ジオメディアプロダクション代表の若林あかねの活動をトピックとして時々つぶやかせていただいています。

 

2017年

1月

19日

サンパウロではじめての講演

なんとブラジルのサンパウロで講演会に登壇させていただきました!!!

 

「コロニア今昔物語」

 

日時 2017年1月19日(木)午後6時

会場 ブラジル日本文化福祉協会9階 ブラジル日本移民史料館

主催 サンパウロ人文科学研究所 ブラジル日本移民史料館共催

 

第一部 「水野龍展と私―その上を流れた時間と人々」

話者 大浦文雄氏(スザノ福博村会顧問)  

 

第二部 「カフエーパウリスタに魅せられて」

話者 若林あかね氏(映像作家)  

 

このような機会をいただくだけでもありがたいですのに、有名な大浦文雄先生のあとにお話をさせていただくという光栄にめぐまれました。

大浦先生は水野龍の足跡を記憶に残す活動をされてきた方で、リアルタイムで多くの水野関係者に会われているので、お話に迫力と説得力がありました。

私の方は、今回のブラジル日本移民史料館に展示されることになった『笠戸丸航海日誌』に記されているサンパウロ州政府と水野龍の珈琲契約書の話と、その契約を元に日本で展開したカフエーパウリスタについてお話させていただきました。特に解体前のカフエーパウリスタを記録した映像は世界中で私しか持っていないものですので、身体を乗り出して観てくださる方もいて関心の高さを感じました。100年の時を経て水野龍やカフエーパウリスタが再評価されていることを実感する体験となりました。お招きいただいた関係者のみなさまにお礼を申し上げます。

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2016年

10月

20日

大阪カフエーパウリスタ展無事終了

 

100年前のコーヒーチェーン店、カフエーパウリスタを紹介する展覧会「大阪カフエーパウリスタ展」は10月20日に終了し、稼働日11日で1,539名の方にご来場いただきました。

 

「1日だけのカフエーパウリスタ」に比べると随分閑散とした会場ではありましたが、以前甲陽園に住んでいた方や新聞を観て来たという方が熱心に観覧され、関西ではあまり知られていないカフエーパウリスタの周知にはなったのではないか、と思います。

 

来場者の中には、卒論で「カフエーパウリスタ」について書きたいという学生さんもいて、もっと話を聞きたいということで、その後弊社事務所にお見えになりました。現在3回生、20歳の女性4名にたっぷり3時間カフエーパウリスタについてご説明いたしました。カフェブームということもあり、みなさん熱心にお話を聞かれてました。どんな卒論になるのか楽しみです!!!

 

また、別の大学の学生さんは、卒論ではないのだけれど12月に関西のカフェについて研究発表があるということで来館されたので、カフエーパウリスタの紹介をしました。こうして若い学生さんが100年前のカフェに興味を持ってくださるなんて嬉しいですね。

 

ただ、ネット世代の学生さんたちに接してわかったのは、原典資料を観る習慣がないということです。ネットは聞き伝えや本の孫引きで書かれているので間違いも多いです。やはり原典資料は観ておいてほしいな〜、と思います。

 

そんなこんなであっという間に2週間のパウリスタ普及活動は終了となりました。

やっと普通の生活にもどれてホッとしております、、。

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2016年

10月

07日

大阪カフエーパウリスタ展

4時間で860名の見学者が訪れた「1日だけのカフエーパウリスタ」の反響の大きさから中之島図書館指定管理者の方からオファーをいただき、中之島図書館の多目的スペースで10月7日(金)から10月20日(木)まで「大阪カフエーパウリスタ展」を開催させていただくことになりました。

 

今から100年前にカフエーパウリスタがコーヒーチェーン店を全国展開したことは、コーヒー業界やブラジル移民研究者の間では広く知られています。しかし、いつ計画されたかは残念ながら正しく伝わっていません。今回は、第一回移民船笠戸丸がサントス港に到着前に日本でのコーヒーチェーン店展開計画が報じられている新聞記事など、サンパウロ州政府はコーヒー販路拡張を目的にブラジル移民を受け入れたのではないかと思われる資料を展示しました。

先月解体された甲陽園店、1号店の箕面店、道頓堀店、戎橋店や宝塚店、ブラジルのコーヒー農園のパネルなども展示しています。

 

トークショーでは、本庄京三郎が社長をつとめた大阪カフエーパウリスタにスポットを当て、甲陽園店に70年間住まれた元住民の方やカフエーパウリスタ大阪焙煎工場を引き継いだダイヤモンド商会の社長、西宮市学芸員の方をお迎えし、大阪カフエーパウリスタについて語り合います。

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2016年

9月

03日

1日だけのカフエーパウリスタ

移民の父として知られる水野龍がはじめた喫茶店「カフエーパウリスタ」の支店が入っていた甲陽園の洋館で、2016年9月3日に「1日だけのカフエーパウリスタ」というイベントを開かせていただきました。

 

この建物は、大正8年に甲陽園を開発した甲陽土地株式会社の事務所として建てられ、1階に大阪カフエーパウリスタが開業していました。大正時代の甲陽園は、少女歌劇や遊園地、温泉、旅館、映画撮影所などからなるレジャーランド・甲陽遊園で賑わう観光地で、訪れた観光客はここでブラジルコーヒーを飲み一休みしたと言います。東亜甲陽の貘與太平、徳永フランク、山本嘉次郎、印南弘、細山喜代松監督、エノケンや浪花千栄子、漫画家の小生夢坊など映画関係者や文化人も多く訪れました。

 

建築はセセッション様式で、子供三人が並んで上れるほどの大きな階段と波に千鳥のステンドグラスが印象的な三階建ての木造建物です。竣工当時の屋根の色はモスグリーン。ハーフティンバーと下見板の色もモスグリーンだったそうです。屋根組みは洋風トラスではなく和風小屋組でした。

 

老朽化のため9月に解体されるため、お別れ会として1日だけ「カフエーパウリスタ」として建物を公開するイベントを開かせてもらいました。何と言っても広いお宅ですので、建物の見学だけでなく、3つのお部屋でパネル展示、2つのお部屋で映像の上映会も行いました。また、カフエーの再現にコーヒーとクッキーは欠かせないということで、コーヒーはUCCコーヒーさんに、クッキーはケーキハウス・ツマガリさんにご協力いただきました。

 

イベント当日は1時間前から行列のできるほどの盛況で、たった4時間だけの公開でしたのに800人を超える人々が訪れ、大正時代のモダニズム文化を空間体感し、往時を偲ばれました。

 

現在の所有者の方にお別れ会の提案したのが8月21日。

2週間を切るタイトなスケジュールではありましたが、眠る時間を削って準備をした結果、多くの人に甲陽園の歴史とパウリスタの歴史を知っていただくことができ、とても幸せな時間となりました。こ協力いただきました皆さまに改めて感謝申し上げます。

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